仕事

プレカットcadオペレーターは難しい?工務店からの転職した私の経験

建築CADオペレーターの求人をみていると、プレカットCADオペレーター募集と書かれた求人を時々見かけます。

このページをご覧になっているあなたは、

「プレカットってなに?」

「他の工務店やハウスメーカーとは仕事内容が違うの?」

と疑問を持たれてこのページにたどりついたのではないでしょうか。

私は工務店で約2年CADオペレーターとして勤務し、その後プレカット加工会社にCADオペレーターとして転職しました。

ここでは私のプレカット加工会社での経験を通して、工務店勤務だった時との仕事内容の違いや楽しかったこと、大変だったことをお伝えしていきたいと思います。

1.プレカットCADオペレーターは難しい?

プレカット加工会社でCADオペレーターをやってみたいなって思った時、難しいのかと不安に思うかもしれませんが、実際CAD操作さえ覚えてしまいトレースをするだけなら難しくはありません。

しかしトレース業務ではなく、構造の梁組を1から考えプレカット用の構造伏図を作成するのであれば簡単ではありません。

簡単ではありませんが、とてもやりがいのあるお仕事です。

木材プレカット加工とは?

そもそもプレカットってあまり聞きなじみがないのではないでしょうか。

プレカットとは木造住宅を現場でぱぱっと組めるようにあらかじめ工場で木材を加工することです

子供のおもちゃにあるような家のキットをイメージして頂ければわかりやすいでしょうか。

昔は大工さんが現場で木材を加工していた姿を見かけましたが、最近は見なくなりましたね。

今ではプレカットが主流となりましたが、それでも機械ではできない加工は熟練大工さんが工場で手で加工されています。

プレカット加工会社でのCADオペレーターの仕事

プレカット会社のCADオペレーターの仕事は家を建てる際に必要になる木材の加工データの作成です。

プレカットCADオペレーターはお客様(工務店やハウスメーカー)から頂いた意匠図面をもとにプレカットに必要な構造伏図を作成しデータ作成をします。

お客様から依頼された図面に構造伏図がある場合は、トレースをします。

構造伏図がない場合は、意匠図面の情報をもとに作成します。

建築の図面って意匠図面と構造図面と設備図面(電気、空調、空調など)があるんですが、

それ何?って思われた方のために簡単に意匠図面と構造図面だけご紹介します。

意匠図面とは

家の配置や、建物のデザイン、間取り、柱の位置、屋根の形状などを詳細に表した図面です。上から見た平面詳細図、横から見た立面図、一定の場所で断面を切った矩計図など家を建てる際に必要な情報を詳細に表したさまざまな図面があります。

構造図面・構造伏図とは

安全な家を建てるのに必要な基礎や配筋、柱や、土台、梁、母屋などが記された図面です。構造図面の中に構造伏図があり、土台を伏せるための土台伏図。床を支えるための床伏図、屋根を支えるための小屋伏図などがあります。寸法や高さ、施工手順などが記されていて大工さんは伏図をみながら上の写真のように家を組み立てていきます。

2.プレカット加工会社でCADオペレーターの経験

プレカット加工会社でも未経験者としてのスタートでした(;一_一)

先輩
先輩
今日から構造伏図を書けるように勉強していこうね。

わたし
わたし
あのー。構造伏図ってなんですか?

先輩
先輩
・・・。」

私、工務店で働いていながらとんでもないことにそんな図面が存在していることを知りませんでした(汗)

工務店では建築確認申請に必要な図面を描いていましたがその中に構造図面がなかったからなんですね…

(工務店で働いていた時の体験記はこちらをお読みください。)

「建築CADをやってました!未経験ではありません!」

と今回は大きな顔をして応募しましたが、入社してすぐCADが全く違うのと工務店での知識があまり役に立たないことがわかり焦った事を覚えています。

仕事の流れ

大体このような流れで仕事をしていました。

  1. 担当物件が決まる。お客様(工務店・ハウスメーカー)から頂いた図面を元に構造・羽柄合板のプレカット用の図面を作成する。構造伏図があればトレースし加工データ作成をする。
  2. お客様と何度もやり取りをし、図面を固めていく。
  3. この間別の物件を担当する。
  4. お客様に作成したプレカット図面が承認されれば、納期に間に合うようにデータ作成をする。

この繰り返しでした。そして常に多忙でした。

業務を覚えるまで

それでは入社してどのようにして業務を覚えていったかをお伝えします。

  1. 初めの数週間は意匠図面、構造伏図をトレースしCADに慣れていく。
  2. CAD操作ができるようになった伏図を作図する練習をする。
  3. 練習の傍ら、先輩の仕事の補佐をしながら理解を深めていく。
  4. 担当物件を頂き、プレカット用の構造伏図を作成していく。
  5. お客様との打ち合わせをしながら、安全性、コスト、設備配管の干渉を考慮してプレカット用の構造伏図を仕上げていく。

初めの1.2年は先輩がしっかりとサポートしてくれます。

簡単な物件から徐々にレベルアップしていく感じです。

3.プレカットCADオペレーターをやって楽しかったこと

工務店の時の打ち合わせは社内の方達だったので良かったのですが、プレカット加工会社の打ち合わせは社外のお客様なので、勉強不足でわからないという事を減らしていこうと必死でした。

梁の伏せ方もなかなかに私にとっては難しいものがあったので始めは構造伏図の書き方が書かれた本を一冊買って勉強しました。

工務店の時と同様、わからないことが理解できるようなっていく感覚はとても楽しかったです。

難しかった梁組みも最終的には一番楽しい業務となりました。