この記事ではネットフリックスで配信中の韓国ドラマDP脱走兵追跡官5話『軍用犬』についてのあらすじネタバレ・感想(ネタバレあり)を書いています。
4話のまとめ
1人家に残してきた認知症の祖母を立ち退きから守る為に脱走したホ兵長。「お金を稼いで祖母を無事に施設に入居できるように」とホ兵長を逃がしたジュノたちが軍に帰ったその夜、チョ・ソクポン一等兵が脱走した。
5話のあらすじ
性的虐めを繰り返し受け、ついに爆発して古参兵を殴り脱走したソクポン。除隊したばかりのファンに復讐するつもりだと知ったジュノたちはソクポンを助けようとするが、相変わらず保身ばかりの大将たちに邪魔され自体はどんどん悪い方へと向かっていく…
- 原作・制作:ハン・ジュニ、キム・ボトン
- 原作者キム・ボトンの実体験に基づくウエブ漫画を実写化
- 陸軍憲兵隊:軍事警察とも呼ばれ、主に軍隊内部の秩序を保つ。
- D.P.:Deserter Pursuitの略
DP脱走兵追跡官【5話】 あらすじネタバレ
チョ・ソクポン一等兵が脱走した。
度重なる性的虐めに耐え切れずリュ上等兵をぼこぼこに殴り逃走。
パク中士とイム大佐が早く捕まえなければと意見する一方で、憲兵から脱走者が出たのは体裁が悪いとの大将の意見で、警察やマスコミに知られないよう内々で捜索することになった。
ジュノたちはソクポンの縁のある人の所へ行って行方を追う。
高校での聞き込み
元教員のソクポンは生徒たちに慕われた優しい先生だった。
ソクポンに関する資料は学校のクラウドにあり外部には見せられないのだが、ジュノはソクポンのおかげで大学が受かったという少女から「先生を助けて」とクラウドにアクセスするためのIDとパスワードを教えてもらう。
親しい軍人への聞き込み
入隊以前からソクポンと漫画サークルを通じて親しくしていた軍人の話では、イベント会場で絡んできた相手に見た事もない表情ですごんだソクポンに驚いたという。
リュ上等兵の聞き込み
ソクポンに殴られたリュ上等兵から聞き出したのは、先日兵役期間が終了となったファン・ジャンスの除隊日での様子。
ファンはソクポンを特にいじめており、除毛と言って下半身をライターであぶったり、タバコの火を押し付けたりしておりソクポンから相当な恨みを買っている人物。
除隊の日ファンにソクポンは今までの事を謝るように言うが軽く流されて立ち去ってしまった為、ソクポンはこぶしを握り締めて立ち去るファンをみていたという。
ジュノの元に速報室のギヨンから新たな情報が入る。
ソクポンがクラウドにアップした漫画が、男の首を切り取った男の話だったという。
漫画を見てソクポンがファンに復讐するつもりだと確信したジュノはファンの元へ行き、パク中士も他の部隊のDPに応援を頼みソクポンを捕まえる作戦を立てた。
しかし内々で解決したいという大将の意思を汲んだイム大尉の命令で作戦は中止となってしまった。
バスターミナルに行ったジュノは作戦が中止となり帰ろうとしていたキム組長とバディのソンゴンに頼んで、手分けしてバスの中のソクポンを探してもらう。
ジュノはソクポンを見つけるが説得できずに取り逃がしてしまい、そこへソンゴンが現れるが、ソクポンに突き飛ばされバスに轢かれてしまった。
その光景に慌てて逃げるソクポンは、ホヨルに追い詰められとうとうナイフを取り出す。
ナイフを見せられ、以前脱走兵に刺され入院していたホヨルは足がすくみ座り込んでしまった。
内々に進めたいという大将の指示でソクポンを捕まえる作戦を中止にしたイム大尉だが、事が大事になったとたん大将から責任を擦り付けられた。
結局ソクポン逮捕には警察が出動することとなった。
警察を待たずファンの元へ1人向かったジュノは、ソクポンが来る事を伝えマンションの外にでてソクポンを探し、一旦はソクポンを追い詰めるがスタンガンをあてられ取り逃がしてしまった。
その隙にソクポンはファンの元へ行くが、ジュノから聞いて待ち伏せしていたファンに鉄パイプで殴られてしまう。
顔を殴られながらソクポンはファンの手が震えている事に気づき、隙をついて鉄パイプで殴り、マンションの階段を駆け下りながら異様なほどの喜びを覚えるのだった。
マンションの外へ出たところでジュノたちに拘束されてしまったソクポン。
車の中でパク中士に諭されたが、納得できないソクポンは「見ていただけのくせに。悪いのはあいつなのに。なんで僕が捕まるんだ」と言って車中で暴れ出した。
DP脱走兵追跡官 階級別にみたキャスト
画像引用:ネットフリックス
5週間訓練兵としての訓練が終わると兵となり二等兵から順に兵長へと上がっていきます。
兵は階級関係なしに同じ部屋で生活を共にする為、いじめが理由で脱走するのは一等兵・二等兵が多いのかもしれません。
パク中士とイム大尉の階級にも差があることがわかります。
階級 | |
元帥 | 元帥 |
将官 | 大將・中將・少將・准將 |
領官 | 大領・中領・少領 |
尉官 | 大尉・中尉・少尉 |
准士官 | 准尉 |
副士官 | 元士・上士・中士・下士 |
兵 | 兵長・上等兵・一等兵・二等兵 |
訓練兵 |
キャスト | ||
アン・ジュノ二等兵 | チョン・ヘイン | 憲兵になり、すぐにDPに抜擢される。 |
ハン・ホヨル上等兵 | ク・ギョファン | DP組長。入院していたがソンウの代わりに呼び戻された |
イム・ジソプ大尉 | コ・ギョンピョ | DP司令官 |
パク・ボムグ中士 | ソン・ソック | DP担当官 |
ホ・ギヨン一等兵 | パク・セジュン | DP速報室でPCを使って情報収集をしている |
ファン・ジャンス兵長 | シン・スンホ | 気に入らない後輩を執拗にいじめる。 |
チョ・ソクポン一等兵 | チョ・ヒョンチョル | アニメ好きで後輩に優しい先輩。ファンのいじめの標的になっている。 |
DP脱走兵追跡官【5話】感想
高校で生徒から「ポンジー先生」と呼ばれ親しまれていたソクポン。
ガンジーみたいにすごく優しいソクポンにつけられたあだ名でした。
その優しかったソクポンを軍での日々が変えてしまいました。
散々ファンからいじめられ、除隊するからと言って「楽しかった事も辛かった事も忘れよう」なんて言われ握手されても、なかった事にはできないですよね。
あの時ファンがきちんと謝っていればまだしも、後輩たちの目を気にして適当にしたことでさらに恨みが募っていきます。
ファンがいなくなっても変わらない古参兵のいじめをうけ、ついに爆発してしまったソクポンはファンに恨みの全てをぶつけます。
復讐を遂げようとするソクポンをジュノは捕まえに来たのではなく「助けに来た」と言いました。
大将やジソプ大尉にもこの「助ける」という気持ちがあれば良かったのに、と思うのですが保身が強すぎて兵を1人の人間として見ることができなくなっているようです。
ファンを鉄パイプで殴った時、恐怖を克服できたと思ったのか暗い喜びに歓喜するソクポン。
ただただ、こんな誰からも親しまれ優しかった人間を変えてしまった環境が恐ろしいと思いました。
DP脱走兵追跡官 ネタバレ・感想まとめ
DP脱走兵追跡官1話『花を持つ男』はこちら
DP脱走兵追跡官2話『一場春夢』はこちら
DP脱走兵追跡官3話『その女』はこちら
DP脱走兵追跡官4話『モンティ・ホール問題』はこちら
DP脱走兵追跡官5話『軍用犬』
DP脱走兵追跡官6話『傍観者たち』はこちら