この記事ではネットフリックスで配信中の韓国ドラマDP脱走兵追跡官6話最終回『傍観者たち』についてのあらすじネタバレ・感想(ネタバレあり)を書いています。
5話のまとめ
脱走したソクポンはファンに復讐するつもりだと知ったジュノたちはソクポンを助けようとする。しかしソクポンによってけが人が出てしまった為に大事になった。ジュノたちは警察より先に拘束することに成功したが車中でソクポンが暴れ出してしまう。
6話のあらすじ
ファンを拉致し、復讐を果たそうとするソクポンを必死で思いとどまらせようとするジュノたち。一方ジュノたちの想いとは裏腹に警察や特任隊までもがソクポン逮捕の為に出動した…
- 原作・制作:ハン・ジュニ、キム・ボトン
- 原作者キム・ボトンの実体験に基づくウエブ漫画を実写化
- 陸軍憲兵隊:軍事警察とも呼ばれ、主に軍隊内部の秩序を保つ。
- D.P.:Deserter Pursuitの略
DP脱走兵追跡官【6話】 あらすじネタバレ
チョ・ソクポン
- 中学まで柔道をやっており実力もあったが人と争う事が嫌でやめてしまう
- 除隊後は以前のように漫画を描いたり、生徒に絵を教えるのが夢
- ガンジーのように優しいので生徒からポンジーと言われていた
連行されていく車の中でソクポンは、虐められていた時に皆が傍観していた事、悪いのは自分じゃないのに逮捕される事が許せず、連行される車の中で暴れてしまう。
そして暴れた事が原因で事故を起こした隙に、手錠を外しファンの元へ向かう。
隙をついてファンを襲う事に成功したソクポンは、ファンを拉致し車を盗んで逃げたため、軍と警察の合同捜査となった。
大将はソクポンを捕まえる為に対テロ組織用の特任部隊を用意、戸惑う懲役兵たちを武装させ銃と実弾を持たせる。
イム大尉は大将に特任部隊の出動を思いとどまらせようとするが、大将は高圧的な態度で特任部隊を引き連れ行ってしまった。
イム大尉はギオンにソクポンの位置を追跡させパク中士に連絡した。
復讐に取り憑かれたソクポンはファンを坑道に監禁し暴行した。
いじめた理由を問うと「なんとなく。お前なら虐めてもいいと思った」と言われる。
ファンが隙を突きソクポンを襲っていると、追跡機能で追ってきた警察が現れる。
どっちがソクポンかわからず戸惑っているとソクポンが警察に掴み掛かり、そこへジュノもやって来て、もみ合ううちに立てかけてあったパイプの下敷きになる。
その隙に警官から銃を奪ったソクポンはファンを追いかける。
ジュノたちが坑道の前まで来ると、武装した特任隊が現れた。
ジュノたちを先に行かせ、パク中士は大将に「ソクポンはテロリストじゃない」と怒鳴り、懲役兵たちにも「ソクポンを撃ち殺す気か!絶対に車からおりるな!」と命令する。
走って逃げたファンがトンネルの外へでると、ソクポンが現れて銃を向ける。
そこはいつもソクポンがファンにいじめられる度に死に場所として考えていた場所だった。
泣いて命乞いをするファンの間に割って入ったホヨルがソクポンを助けようとし、「こんなことをしても何もならない。ファンの罪も自分たちが傍観していたこともきちんと調査させる」と約束するが、ソクポンは笑って嘘だと言い銃を発砲してしまう。
パク中士が必死で「懲役兵に人を撃たせるな」と大将を説得していたが、銃声がした為特任隊は出動させられた。
ホヨルは尚も「俺たちで組織を変えよう」と説得するが、部隊の水筒の文字が1953の朝鮮戦争の時の年号が刻まれている事を告げ、水筒すら変わらないと言うソクポン。
その時ジュノが「ポンジー先生」と呼び、大学が受かった少女の事を告げると「褒めてあげたい」とソクポンは言った。
ジュノたちが説得しソクポンの気持ちが揺れ出した時、特任隊が銃を持って現れた。
それを見たソクポンはファンを連れていき、特任隊に銃を向ける。
特任隊と銃を向け合う形になり、ソクポンは「ここで何かしなければ何も変わらない」と言い、自分の顎に銃を充て頭を撃ちぬいた。
ジュノがDPになったばかりの頃に自殺したシン・ウソクの姉は、弟が助けを求めていたのに「みんな普通にこなしているのだから頑張れ」と言ってしまった自分が許せないと言う。
ウソクについて優しくて真面目だったというジュノに、なんでいじめを放っておいたのかと聞く。
大将に逆らった為パク・ボングは懲戒処分、イム・ジンプは転出命令が下された。
ジュノは隊列に戻るが他の隊員とは違う方向へ歩きやがて走り出す。
テレビではソクポンが精神疾患を患っており、軍隊での生活になじめず殺人未遂の末自殺と報道された。
軍内では相変わらずいじめが横行しており、ソクポンの友人が標的になっている。
軍服に銃を持ったままいじめられていた友人は、いじめている連中に銃を向け、「なにかしないと」と言って発砲した。
DP脱走兵追跡官 階級別にみたキャスト
画像引用:ネットフリックス
5週間訓練兵としての訓練が終わると兵となり二等兵から順に兵長へと上がっていきます。
兵は階級関係なしに同じ部屋で生活を共にする為、いじめが理由で脱走するのは一等兵・二等兵が多いのかもしれません。
パク中士とイム大尉の階級にも差があることがわかります。
階級 | |
元帥 | 元帥 |
将官 | 大將・中將・少將・准將 |
領官 | 大領・中領・少領 |
尉官 | 大尉・中尉・少尉 |
准士官 | 准尉 |
副士官 | 元士・上士・中士・下士 |
兵 | 兵長・上等兵・一等兵・二等兵 |
訓練兵 |
キャスト | ||
アン・ジュノ二等兵 | チョン・ヘイン | 憲兵になり、すぐにDPに抜擢される。 |
ハン・ホヨル上等兵 | ク・ギョファン | DP組長 |
イム・ジソプ大尉 | コ・ギョンピョ | DP司令官 |
パク・ボムグ中士 | ソン・ソック | DP担当官 |
ホ・ギヨン一等兵 | パク・セジュン | DP速報室でPCを使って情報収集をしている |
ファン・ジャンス兵長 | シン・スンホ | ソクポンを執拗にいじめていた。除隊後ソクポンに命を狙われる。 |
チョ・ソクポン一等兵 | チョ・ヒョンチョル | アニメ好きで後輩に優しい先輩だった。いじめを受け古参兵を殴った事がきっかけで脱走。 |
DP脱走兵追跡官【6話最終回】感想
事態が大きくなりすぎて銃で自害したソクポンは即死できずに母親の名前を言いながら死んでいきました。
特任隊の兵士たちも「まさかまさか」と思いながらも、友人にも銃を向けてしまわなければならない状況になってしまうところが怖いと感じました。
ソクポンの事をテロリスト扱いし特任隊まで出動させた大将には何も響かず、結局パク・ボングは懲戒処分となりイム・ジンプは転出命令が下されてしまいました。
軍内では相変わらずいじめが行われており、ソクポンの死も真実はもみ消され、精神疾患を患い隊になじめなかった兵士の暴走として片付けられてしまいます。
命懸けで訴えた内情も簡単になかった事にされ、邪魔者は排除されていきます。
最後ジュンホは1人違う方向へ走って行ってしまいました。
ジュノはモンティ・ホール問題の時のように『脱走する』という選択を選んだのかもしれません。
話の最後では、ソクポンの友人も「何かしないと」と言っていじめた先輩を撃ってしまいます。
過激ではありますが「何かしないと」と考え何かしら行動に移す兵士が、ソクポンの死をきっかけに現れたかなと思います。
DP脱走兵追跡官 ネタバレ・感想まとめ
DP脱走兵追跡官1話『花を持つ男』はこちら
DP脱走兵追跡官2話『一場春夢』はこちら
DP脱走兵追跡官3話『その女』はこちら
DP脱走兵追跡官4話『モンティ・ホール問題』はこちら
DP脱走兵追跡官5話『軍用犬』はこちら
DP脱走兵追跡官6話『傍観者たち』