この記事ではネットフリックスで配信のドラマ『転校生ナノ』のシーズン2 第3話「ミニーと4人の遺体」のネタバレと感想を書いています。
※ネタバレなども多く含んでいるのでネタバレしたくない方は注意して読んでいただくようお願いします。
シーズン2第3話のネタバレ内容をまとめるとこちらです。
- 交通事故を起こし同級生4人の命を奪う富裕層の娘ミニー
- 父親のおかげで裁判の判決はとても軽くなる
- 判決の結果は世間の怒りを買い、別の形で責任をとらせる
それでは内容について詳しくご紹介していきます。
転校生ナノシーズン2 3話「ミニーと4人の遺体」ネタバレ・あらすじ
お金持ちのミニー
何をしてもお金持ちの父親がもみ消してくれているミニー。
カンニングが発覚したミニーは父親が学校に寄付金と言う形でお金を払い、トイレ掃除をすることで許してもらったのにもかかわらず謝るどころか不平ばかり言っています。
そんなミニーに父親も手を焼き、ミニーは車を没収され、外出禁止となりましたが、父親との約束を破って雨の中を車で出かけてしまいます。
ワインを飲みながら車を運転し友達に電話して話に夢中になっていると、停車中のスクールバスに追突してしまいました。
4人の同級生の命を奪ったミニー
意識が戻ると、そこにはバスの中にいて事故に巻き込まれ動かなくなった同級生や、まだ意識があり助けを求める同級生の姿がありましたが、ミニーは救急車ではなく父親に助けを求めるのでした。
外出禁止の約束を破って出かけ、飲酒運転をしたあげくに4人の同級生の命を奪うというとんでもない事故を起こしてしまったミニー。
告訴されたら会社が大損だと言う父親にミニーはブレーキが壊れていたと言い訳をし、母親はそんなミニーをかばいます。
反省が足りないミニー
次の日、ミニーが学校に行くと飲酒運転の噂がすでに広まっていました。
テレビでは父親がミニーの飲酒運転を否定し事故の原因はブレーキの故障と訴えますが、学校ではミニーの普段の行いから信じる同級生はいません。
被害者が貧困層の生徒ということもあり、公平な裁判が行われないだろうという周りの怒りや悲しみがミニーにも伝わり、学校は居心地の悪いところになっていきます。
4人の被害者の1人であるプロウの両親はテレビの取材で、プロウがいなくなってしまった事を嘆き、裕福な家庭に無罪判決が下ることが多い地域の為、公平な裁判を望むと訴え、ミニーに対して聞かれると、謝るどころか尋ねても来ないと言います。
ミニーに有利な裁判
父親は娘を無罪にしようと模索し、弁護士にかかせた声明文をミニーに暗記させます。
声明文には、ミニーは法定速度を守っていたのですが、バスの違法駐車によって事故がおきたと書かれていました。
父親がミニーの罪を軽くすることばかり考えている中、一方でSNSでは『ミニーと4人の遺体』というハッシュタグがつけられ、ミニーにどうやって責任をとらせるかで盛り上がっています。
ミニーは「バラバラにすればいい」などと様々な責任を取らせる方法が書かれた書き込みを目にし、その内容に震え上がるのでした。
以来、ミニーは何かの影に怯えるようになり、亡くなった4人が見えると言います。
そして世間の関心が高まる中、迎えた裁判の判決は富裕層であるミニーに有利なものとなりました。
『バスと乗用車の両者に責任がある』とされ、事故の危険がある場所にスクールバスが停車していたために起きたとされミニーには以下の判決が下りました。
- ミ二ーは4件の被害者家族に対して各30万の賠償金を支払うこと
- 300時間の地域奉仕を行うこと
ミニーと両親が裁判所を出ると外には裁判の結果を非難する人たちが集まっており、その中にはミニーを憎らし気に見つめるプラウの両親もいました。
責任を取らされるミニー
逃げるように車に乗り込んだミニーの耳にどこからか「責任を取って。逃がさない。」と幻聴が聞こえ、私は悪くないと怯えます。
すると突然、運転手がブレーキが効かないと叫び、一家を乗せた車はポールに突っ込んでいきました。
ミニーが目を覚ますとそこは、あの日ミニーが事故を起こしたスクールバスの中でした。
そして亡くなった4人の1人、ナノが目の前にいました。
ナノは「ようこそ!ミニーに責任を取らせようの会へ」と言い、ナノが声をかけるとミニーに責任を取らせたいと考える人たちが集まってきます。
ミニーは4人の命を奪ったのだから4回死ななければならないと、SNS『#ミニーと4人の遺体』に書き込まれ人気のあった上位4つの刑を順番に受けていきます。
刑の執行人の中にはプラウの両親もいました。
どうして罪を認めないの?という問いに「私は悪くない」と繰り返すミニー。
刑の執行のたびに命を落とし復活します。
そして最後は、問題ばかり起こすミニーに嫌気がさした父親によって刑を執行されるのでした。
ミニーが目覚めると病院のベットの中でした。
夢だったのかと思われましたが、ナノが現れ「罪を認めていれば苦しまずに済んだのに」と言われます。
「3回死んだからあともう1回残っているね」「ゆっくり休んで」と言ってミニーの頭をなでながらナノは病室を去って行きました。
するとナノと入れ替わりに4人の被害者のうちの1人で、亡くなったはずのユリが現れます。
病室のテレビからは、事故の関して新たな証拠が出てきたため裁判のやり直しを告げるニュースが流れ、ミニーの父親が飲酒運転の証拠をつぶすために交わした時の音声が公開されるのでした。
「もうお父さんは助けてくれないよ」というユリ。
そしてミニーは自ら病室から飛び降りてしまうのでした。
転校生ナノシーズン2 3話「ミニーと4人の遺体」登場人物
3話 タイトル:ミニーと4人の遺体 | |
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ナノ | 何度も生き返る事ができる永遠のティーンエイジャー。今回はミニーが起こした事故の被害者の1人。 |
ミニー | 何かをしでかしても反省することができず、いつも父親がお金で解決をしている。 |
ミニーの父親 | 娘が何かするとすぐに解決をするが、それは娘の為と言うよりも自分の為。 |
ミニーの母親 | 娘をかばってばかりいる。事故を起こした娘の心配はするが被害者に対して悪いと思う気持ちはなさそう。 |
プロン | 被害者4人のうちの1人。貧しい家の子供でミニーからお金をもらってテストを見せていた。 |
プロンの両親 | 最愛の娘を失った事を悲しみ、公平な裁判を望んでいたが、それが叶わずミニーへの憎しみへと変わっていく |
ユリ | 被害者4人のうちの1人。ナノと同じく何度も生き返る事ができ、事件後、ミニーの父親に近づき証拠写真を売りその会話を録音している。 |
転校生ナノシーズン2 3話「ミニーと4人の遺体」感想
物語の背景
富裕層にとって貧困層は取るに足らない存在だ。裁判官による裁きが富裕層には下らない国もある。その国では裕福なものが必ず勝つ。
ドラマはこの出だしで始まりますが、このお話の背景は娘を失った両親の悲しみだけでなく、不公平な世の中に対する人々の怒りが現れていました。
ナノの目的は何?
ナノが、「まだ3回しか死んでないよ」と言って病室を去ったのは、ミニーが今後どう生きるかに興味があり、様子を見るために生かしたかったのではないかと思います。
ユリの登場によってミニーが自ら命を絶ってしまったのはナノの計算外だったかな?と思いました。
ナノとユリの関係って?
4人の被害者のうちの1人ですが、ナノと同じ再生能力を持つユリ。
シーズン2の1話からちらほらとナノの周りをうろついていたユリですが、この回でナノの前に現われます。
なんだかんだで情のあるナノとは違ったタイプのユリ。
ユリの誕生の秘密は4話で明らかになります。

