この記事ではネットフリックスで配信のドラマ『転校生ナノ』のシーズン2 第8話審判のネタバレと見どころや感想を書いています。
※ネタバレなども多く含んでいるのでネタバレしたくない方は注意して読んでいただくようお願いします。
シーズン2第8話審判のネタバレ内容をまとめるとこちらです。
あらすじ
- 血友病のジュンコの為に多くの寄付金が集まる
- ジュンコが歩けないのは母親が毎日打つ注射に毒を入れているから
- 母親に罰を受けさせようとするが、毒は娘を守る為のものだった
ナノについてわかった事
- ナノの再生能力の衰え
- ナノの良心の芽生え
それでは内容について詳しくご紹介していきます。
転校生ナノシーズン2 8話「審判」ネタバレ・あらすじ
病弱の娘ジュンコを看病する母親のワンは、毒で娘を弱らせ寄付金でお金儲けをしていると思われたが、実は殺人鬼の娘とその周りの人々を守る為の行動だった。毒を盛られていたことを知った娘はナイフを母親に振りかざす。
病弱なジュンコ
ある朝ナノは、何者かに何度も刺されて殺される悪夢を見て目覚めます。
転校先の学校でナノは掲示板に貼られた『タイ生物学でオリンピック金メダルを獲得した秀才ジュンコ』のポスターを見てジュンコに興味を持ちます。
ナノはジュンコに話しかけ、生物学で優勝したことについて褒めますが、ジュンコは首を振り「ただ外で遊べないから本を読んでいるだけ」と言います。
ジュンコは現在車いす生活を送っており、血友病にかかっているため傷を負うと血が止まりにくく、気をつけないと命に関わります。
完治するための治療法がない病気にかかったジュンコを憐れんで作られた寄付を募るサイト「薄幸の天才ジュンコ」では、多くの寄付金が集まっているのでした。
病弱の娘に尽くす母親
学校の裏庭では、母親であり保健室の教諭であるワン先生が、ジュンコにケガには気を付けるように言っています。
ナノはワン先生を見て、彼女が夢の中で自分を刺した人物だという事に気づきました。
ジュンコが心配で見に来たと言うナノに、ワン先生はジュンコは病弱だから毎日注射していると言います。
娘の腕に注射し「愛してる。私がずっと守る」と頭をなでるワン先生にナノは、ずっと看病をしなければならないから大変だと言います。
「誰かの世話をするのは過酷だ。老後に世話をしてもらうために子供を持ちたがる人もいるが先生の場合は一生娘の世話をしても娘が報いることはない」と同情するナノ。
しかしワン先生は「それでもかまわない。娘に尽くしたい。ただ娘の健康を望むだけ」と言うのでした。
そして授業開始のチャイムが鳴り教室へ戻る2人を見送るナノ。
ナノの手には、先ほどワン先生がジュンコに打っていた注射液があるのでした。
ガレージの秘密
その夜ワン先生がジュンコの為に料理を並べていると、塩の入った大きな袋が届けられました。
ワン先生はそれをガレージへ運び、そして食事の終わったジュンコに注射をし、部屋に連れていきます。
部屋に入ったジュンコは、壁に貼られている解剖の絵を幸せそうに見つめるのでした。
そしてもう一度ガレージに戻ったワン先生は、ガレージの隅に置いてある大きな箱の中に先ほど届いた大量の塩を入れるとガレージを出ていきました。
そしてワン先生が去った後、ナノがガレージに現れるのでした。
消えた先生たち
次の日、保健室にいるワン先生の所へナノが訪ねて来ます。
そしてナノは、ワン先生に「スパトラ先生に会いたくて訪ねてきた」と言いますが、先生は先学期に辞めたと聞かされます。
突然挨拶もせずに辞めたから転職先もわからないというワン先生にナノは不思議がります。
他にもこの学校の多くの先生に会えていないというナノに、ワン先生はこの学校の先生は良く入れ替わるから不思議はないと言います。
皆はより良い場所を見つけて去って行くというワン先生にナノは、そこは「蒸し暑くて塩の香りに満ちた所?」とガレージの箱の中を連想させるようなことを聞きます。
そしてナノはワン先生に忘れ物を返しに来たと、注射液を見せ「この薬はジュンコの止血薬だと思っていたけど違うんですね」と言って渡し、先生もこの学校の先生もみんな変だと言って去っていくのでした。
娘を弱らせるための注射
ナノが去った後、ジュンコが転んだと保健室に運ばれてきました。
ワン先生がジュンコをベッドに寝かしていると、ナノからラインが入ります。
ラインには「あの注射液はジュンコを弱らせるもの?」と書かれており、添付された写真には大量の塩の中に入れられた箱の中の遺体も写っているのでした。
そして「それを知った全員を殺したね。真相をネットに投稿すべきかな?」と続けて送られてきます。
ナノがラインをワン先生に送っているとユリが現れて「暴くだけで満足なのか?」と聞きます。
そしてユリはナノに、また期待を裏切られたと言い、私ならワン先生を殺すと言います。
ユリはナノの夢を共有しており、ナノがワン先生に刺される悪夢をみているのでした。
「あなたは人を殺す事しか頭にないの?それにあの夢は実現しない」と言うナノにユリは後悔すると言います。
その時ナノの携帯にワン先生から「話がしたい」と連絡が入りました。
ジュンコの正体
ワン先生に呼び出されたナノはこう聞きます。
「人の同情を引けばお金儲けは簡単?先生は教師の給料じゃ生活できなくて、娘を病気にして寄付金を搾取している」
そして自分がしたことの罰を受けろと、写真をネットにばらまこうとします。
ワン先生は「集めた寄付金は遺族にわたす」といいますが、娘に毒を盛って弱らせ寄付金を集めていると思っているナノは鼻で笑い写真を投稿しようとします。
ナノを止めるためワン先生はジュンコは怪物だと言い、真実を話し始めます。
ジュンコは体が弱くて毎日いじめにあっていました。
教師はそれをとめるどころか、ジュンコが悪いと言い助けてくれず、ジュンコは学校と人々を憎みました。
そしてジュンコは足が治るまで家で過ごし、毎日自室で好きなことに打ち込んだ結果、唯一興味を持ったのが人体解剖学でした。
そして再び歩けるようになったジュンコは虐めていたクラスメートや先生を部屋に連れ込み解剖を楽しむようになりました。
そしてワン先生は、ジュンコが手にかけたクラスメートや先生たちを失踪したと装いガレージに隠したのです。
ワン先生はジュンコと、皆を守る為にジュンコを注射で弱らせるしかなく、母親として最善を尽くしたと言います。
そこへユリに車いすを押されたジュンコが現れます。
ジュンコの復讐
ユリは、ジュンコの耳もとで信用できない親だといいジュンコを焚きつけます。
ジュンコは毎日虐めてきた同級生と助けもしなかった教師に復讐したかったと言います。
そして毒を盛り、怪物呼ばわりした母親を責めます。
ユリはジュンコの膝の上にナイフを置き、だいぶ前から注射用の薬をビタミン剤にすり替えていたと言います。
そして弱弱しい姿を演じていたジュンコは、車いすから立ち上がりナイフをつかんで母親の元へ向かいます。
母と娘、どちらが悪い?
ナイフを持ち母親を追いかけるジュンコを傍観しているナノとユリ。
ナノはユリに「彼女が殺人者だと知っていたならなぜ助けたの?私同様に悪人を罰するんでしょ?」と聞きます。
「ジュンコはずっと被害者で私同様に復讐を決意した」と言うユリにあなたたちはとても被害者とは言いがたいと言うナノ。
ただ、今回は殺人を犯した娘か毒を盛った母親かどちらが悪いのかは決められない様子です。
ナノの意外な行動
ナイフをジュンコから奪ったワン先生はジュンコに謝り、愛していると言います。
母親に怪物呼ばわりされ毒を盛られたジュンコは、母親だという事を証明してと涙を流しワン先生の首を絞めます。
ワン先生は自分のいない人生をあなたに歩ませるわけにはいかないとジュンコの首にナイフを当てます。
しかし2人は共に過ごした時間を思い出し、お互いに泣きながら手を緩めるのでした。
そんな光景をじっと見つめるナノ。
抱き合って泣くジュンコとワン先生ですが、ジュンコはそっとワン先生の手からナイフを奪い、刺そうとしました。
身体に衝撃がこないワン先生が目を開けると、そこには素手でナイフを握りジュンコを止めるナノの姿がありました。
ナノの意外な行動に驚いたユリは高笑いを始めます。
ナノ自身も自分の行動に驚いている様子ですが、そのナイフはそのままワン先生によってナノの腹部に突き刺ささるのでした。
そしてナノが見た悪夢同様に何度も刺されてしまいます。
その後、母親もジュンコによって命を奪われてしまうのでした。
ジュンコの誕生
ナノはもう復活できないと思ったユリは、横たわるナノに「終わりだね」と言います。
そして「私は人に力を与え互いに裁き合わせる」と言い、自分の手を切りジュンコに血を与えます。
そしてユリは「どんな世界になるか楽しみだよ」と言いナノに別れを告げるのでした。
明くる日、ユリとジュンコは、別々の方角へと歩いていきます。
そんな2人を橋の上から見つめるナノの姿がありました。
転校生ナノシーズン2 8話「審判」登場人物
8話 タイトル:審判 | |
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ナノ | 病弱なジュンコに興味を持ち、母親から毒を盛られていると知り助けようとする |
ユリ | 初めからジュンコは怪物だと見抜き、ジュンコを取り込もうとする |
ジュンコ | 生物学の天才。自分を虐めたクラスメートと教師に復讐を誓う |
ワン先生 | ジュンコの母であり、保健室の教諭。怪物である娘からみんなを守る為に毒を盛りジュンコを弱らせていた。 |
転校生ナノシーズン2 8話「審判」見どころと感想
7話でもジェニーXに言われた「そんなに悪いの?だからこんな目に合うの?」と言われた言葉に揺れ動いたナノですが、8話でも母親を刺そうとするジュンコを止めに入った事に動揺し、今までになかったナノの感情の動きがありました。
どんどん良心が芽生えてくるナノですが、良心が芽生えたことによって人間化し再生能力が衰えてきたかと思いましたが、最後に元気な姿が見られて良かったです。
8話で分かった事
- ナノとユリは、ナノが見た夢を共有できる
- ユリの血をもらいジュンコはナノの能力を得る
- ナノの首の傷がいつものように完治しない
- ナノは悪人を罰している
- 全てを見抜けるわけではない
それにしても「すぐに殺したいユリ」と、「殺人が普通だと言っているジュンコ」が不老不死の力を手に入れて左右に分かれて歩いていく姿は怖いものがありました。
ナノが生きていたという事がわかったのが救いでしたね。
